10年ぶりの北海道〜ついでに東北ツーリング その3 2009

2009年7月29日(水)〜8月15日(土)

9日目:8/6(木) 走行距離 約62キロ

今日もねぶたに参加です。ってか、今日が本番です。笑
が、妹のハーレーの調子が悪く、エンジンからオイル漏れを起こしているので、知り合いのカスタムショップに持っていくとのこと。
青森市内を駆け抜けて、バイク屋さんに到着。ここで管ヒューズが手に入るかも!?と思って尋ねてみましたが、やっぱり珍しいワット数で手持ちがないと。
餅は餅屋!手に入りそうなパーツ屋さんを紹介してもらって、そちらに行ってみることに。

妹とレン君を後ろに乗せて、しばし走って問屋街の電気パーツ屋さんに到着。切れたヒューズを見せると・・・「ありますよ!」
やった!ラッキ〜♪これでまた充電できる〜♪"o(^▽^)o"
1本50円と大変リーズナブルでしたので、念のため3本購入。(でもすぐに取り付けなかった。笑)

で、ぼちぼちデジカメの1GBのメモリがヤバイ状態に。
このままでは広島に帰り着くまでもたない!今後いずれ使う日も来るだろうと、近くのコジマによって、2GBのメモリカードを購入。
これで広島に帰るまで安心ねー。(^-^y

     
青森土産ならこちら、△の建物が印象的なアスパムへ。いろいろ揃ってます。
バックのベイブリッジと共に大変目立ちます。
レン君モデルお願いね♪
豪華客船「飛鳥U」が寄港してました。
プラモじゃないのよ。笑
アスパムにはねぶた倉庫があり、解放されてますので誰でも見学できます。
     
それぞれのねぶたは、ねぶた師さんが何カ月もかかって作り上げるそうで、2000万くらいはかかっちゃうとか。汗
     
ねぶたのコンテストもあり、日立のねぶたは「ねぶた大賞」を受賞しただけあって、作りがものすごく細かいです。
一番右の板金工業組合のねぶたの隊列に、参加させてもらいました。こちらも「知事賞」を受賞。
     
ねぶたのテーマは三国志や水滸伝等をモチーフにされたものも多いです。
一見華やかなねぶたの下は発電機の塊です。重さも総重量は約4tだって!それを人力で引くのか〜!(@@;
     
各ねぶたには、スポンサーがいろいろついてますので、そのスポンサーのキャラクターの小型ねぶたなんかも練り歩きます。
ポンデライオンかわいい〜♪

一旦、サマーキャンプ場に戻ります。この日はのぼせちゃうくらい暑い1日だったので、皆さん汗でぬれた浴衣をバイクに干したり。笑



夕方になると皆一斉に着替え、スタンバイ。集合して一斉に会場近くまでねぶたの衣装でパレードです。
ぜったいこの格好でコケたくない〜っ!汗



うちらも着替えなくちゃね。昨日と衣装チェンジ。赤だとかわいいイメージ、紫だとかっこいいイメージね。
レン君も衣装着てスタンバイ。ちょっと暑さで・・・へたっ。



ここでようやく妹のバイクが仕上がったと連絡が入りました。エンジン下ろしての作業でしたが・・・早業っ。
とりあえず10キロほどの道のりをこの格好でタンデムして、バイク屋さんまで引き上げに向かいます。
会場までは3キロくらいなのに、その後は逆走・・・・笑

 レン君もおとなしくこうやってバイクに乗ってます。い〜子だねぇ♪

先に出発した妹・・・・・・・・こらぁっ!
人がせっかく今渡したばっかりのグローブをぽろぽろ・ぽろぽろ落してんぢゃねぇ〜っ!
待てぇ〜〜〜いっ!ε=ε=ε=
(メ`O´)ノ
しっかりアンタのお尻の後ろに置いてあるぢゃん。汗
車に轢かれましたがなんとか無事回収。。。ようやく駐輪場に辿り着いたころには皆さんの姿は皆無。
急がなくっちゃ、始まっちゃうよ〜〜!なんとか滑り込みセーフ!

 バイクがいっぱーい!

祭りが始まれば、皆さんのパワーはそれはそれはもう、凄いです。
力いっぱいもう、割れんばかりの声で

跳人1:「ラッセーラー・ラッセーラー!」

跳人2:「ラッセ・ラッセ・ラッセーラー!」

と、前半後半に分かれて叫びながら、ステップを踏みます。・・・簡単そうで意外と難しい。
しかもこの組のテンポは早く、すぐに息が上がります。しかも密集して移動しているので、熱気でムンムン。汗



この日は夜間の部最終運行の日なので、ある程度無礼講。沿道の観光客も一緒になって沿道で踊り始めます。
跳人がつけている鈴は幸せの鈴と呼ばれており、鈴をもらうと幸福が訪れるということでしきりに「鈴ちょうだ〜い!」と言われますが・・・・
自分用の土産なので、あげられません。w
落ちた鈴を沿道に投げると奪い合いとなります。(^^;

お囃子が先行のグループはちょっとゆったりテンポ。慣れない私はこれくらいがいいです。笑
笛や鳴り物を手に、お囃子衣装に地下足袋、鉢巻きで身を包んだ方々は粋でカッコイイですな。



約2時間をかけて、3.5キロほどを練り歩きます。元気な人たちはず〜っと掛け声と共に跳ねまくってますが・・・・・・ムリです。orz
いやぁ〜、足がぱんぱんになりましたよ。(T-T

その後また妹のお友達のお宅にお邪魔させていただきました。
そちらも最近トイプーを飼い始めていて、5か月の子がいたんですが、レン君と共に部屋中を走り回ってました。

・・・・アンタ達、元気だねぇ・・・・。ぐぅ。



10日目 8/7(土) 走行距離:約168キロ

この日は妹が北海道に上陸です。本当は広島〜東北〜ねぶたで合流して、一緒に北上するはずだったんだけどね〜。
一緒にキャンプできなかったのは残念。

しかし・・・・あいかわらず凄いねその荷物。後ろから見ると荷物の塊が走ってるみたいだもん。笑

 お互い気をつけていこーね。いってらっしゃい!(^-^)/~~

土産を買うためアスパムに寄りました。今まで荷物になるからと、ずっと買い物我慢してたからね〜。
ついでに不要になる北海道のガイドブックや、土産物、ホクレンフラッグを自宅に送っておきます。
ちょっと肌寒いので3シーズンジャケットは迷いましたけど、メッシュジャケットがあるし、あとは寒けりゃカッパだ〜!とジャケットもつっこみます。

でも、ホクレンのフラッグなくなるのも寂しいな。綺麗なグリーンとイエローは送っておいて、

一番痛みの激しいオレンジだけそのまま装着して走ろうっと。


8/7はねぶたの最終運行日。
この日は昼間に市内を練り歩いたあとは、海上運行といって、ねぶたを船に乗せて海上を移動し、花火の打ち上げでフィナーレを迎えます。
丁度出発するねぶた達に遭遇。ということは、あらら、お昼過ぎちゃったのね。汗



ねぶたが出ていく合間をぬうように、青森を出発します。
本来出発前のルートだと、このまま南下するんだけど・・・・日程に余裕ができたので、ちょっと北上してみよう!
青森なんて、この先いつ来れることやら。

さすがに太平洋沿岸まで出ている時間はないので、青森湾沿いの海岸線をひたすら北上。
道の駅「よこはま」で一休み。「菜花ソフト」ののぼりについフラフラ〜っと。

 菜花のつぼみや茎が入ってますので、ほんのり青臭いはちみつ味。笑

「びっくりホタテフライ」も気になって買ってみました。でっかーい!と思ったけど、ホタテがすでに繊維になってました。
あー、びっくりした。(違



そろそろガソリン入れておかないとね!この先のガススタで入れていこう!

・・・・・・ん?

恐山への分かれ道に来ちゃったぞ!?ガススタはその手前のはずなのに。


そう、北海道の縮尺で地図を見ていると、あっという間に目的地にたどり着けるのでありました。汗
かっ・・・・感覚がおかしい〜っ!

ちょっぴり引き返してガソリン給油。恐山に向かいます。
 不気味な色をした川、三途の川の向こうが恐山。

いよいよここから恐山に入山します。
山門から、嫌〜な空気感が漂い始めます。
沿道にはお地蔵さんが祭られていて・・・・。

( ̄□ ̄B

駐車場に到着。
夕方だけあって、人もまばらです・・・。 
いきなりこんな像が立ち並び、お出迎え。

いやぁ〜っ!
こっ・・・怖い、怖いよぉ〜っ!

 入山料500円を支払って入山します。常夜灯も朽ち果ててます・・・・。

     
     

 この風車にはどういった意味があるのでしょうか・・・・。
 死者の魂をあの世に送り届けるためでしょうか・・・・。

     
 

 音もなく静かな園内にさぁーっと風が吹くと、一斉に風車が回り始めます・・・・。
 乾いた音で「カラカラ・・・カラカラ・・・カラカラ・・・カラカラカラカラ・・・・・。」

  そこへ追い打ちをかけるようにカラスが「カァーッ!カァーッ!」と鳴き・・・。
   ひょえぇぇぇぇっ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!!

     

 園内に積み上げられている石の一つ一つには実は名前が記入されています・・・・。
  亡くなった方々のお名前でしょうか。木に吊るされた手ぬぐいや草履にも・・・。

   血の池地獄を抜けて浄土ヶ浜にたどり着きます。
    不気味な色した静かな湖面に、静かに風が吹き抜けていきます。

     

 胎内くぐりを抜けて、魂は新たな生を受けるのでしょうか・・・?
 地面はあたかも地獄絵図のように血に染まったような色をしています・・・・。

  

 園内には温泉があります。ここには実は人でないものが浸かっているとか、いないとか・・・・。
 Σ( ̄□ ̄;;;;
 
     


 心臓の弱い方、霊感のある方は、夕方に一人で行くのはやめましょう。笑
  ほら・・・そこに・・・・憑いてくるかもしれませんよぉ〜っ。

   うぎゃぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜っ!ε=ε=(ノ;><)ノ





あ、でも、温泉はとっても良いお湯でございましたよ♪(^^ ←しっかり入った人。
だって500円で温泉付きなんだもん。これで今晩大間まで行ってもあとは寝るだけ。大丈夫♪
ただ、かなり硫黄成分の強いお湯で目に染みるから、顔を洗うなと書いてありました。

うぉっ!恐山で遊びすぎたっ!すでに17時になっちゃった!先を急がないと!
薬師を抜けて津軽海峡に出て、海沿いを飛ばしてようやく大間にたどり着きました。
おっと!今日初めての太陽だ!夕陽を写真に収めなくては!





ここ本州最北端の地。うん、はぁ〜るばるっ来たぜ!・・・それは函館。ほとんどすぐそこですけどね。<大間〜函館
通り過ぎるだけで終わっちゃったなぁ・・・函館。(T-T



意外に一番近いのに行ってない本州最西端。笑
あとは本州最東端も行けなかったけど、他は制覇済みっ!




うん♪いい絵が撮れたっ!
満足して振り返ると、、、マグロ屋さんは軒並み営業終了〜!
うそぉ〜っ!マジでぇっ!?━━━━(゚Д゚;;;ノ)ノ━━━━!?
さっきまでお客さんいたじゃん。「準備中」の札が気にはなったけど・・・・。

まだ18時過ぎなのに・・・
ナノニ・・・。( ̄ー ̄゜

 泣く泣くキャンプ場でテントを張ります。

このキャンプ場、なんとタダ!駐車場から芝のサイトがすぐだし、テーブルやベンチもあるし。
テント張ってるあいだに、なんだかどんどん霧が出てきてあたりが見えなくなってきたぞ。大丈夫かな?
バイクにはカバーかけておこっと。フラッグはカバーがかからないから、シートの上に置いて。

写真奥には屋根付き、ドア付きの水場があります。
水道は無料で使えます。コインタイマー式でガスも使えます。30分100円だったかな?



 あーあー。せっかく大間にいるのに、カップそば・・・・。orz

一人寂しくカップそばをすすり、明日のルートを調査。ここまで来たんだから、反対側の端っこも行きたいよねぇ。どれ、フェリーの時間は?
なんてやっていると、一人の若い男性が水場の様子を見に来ました。
4人掛けのテーブルを占領してましたので、どうぞと声をかけて。
千葉出身の日本一周中のエストレヤ乗りさん。今、北海道からフェリーで到着したそう。
でも、出発したのが5月で、途中でお金がなくなって、北海道内でバイトしてたとか。(^^;

バイト先でいただいたという日本酒をちょっぴりいただいて、楽しくおしゃべりして本日は就寝。

・・・凄い霧だなぁ・・・・。明日の朝大丈夫なのかな?



11日目 8/8(日) 走行距離:約292キロ

まー、凄い霧ですわ。路面はびしょ濡れ。雨が降ってないだけマシですが。
せっかく大間崎での日の出を見ようと、4時半に起きたのに、何も見えず。<日の出の時刻、早っ!
フェリーの時間が7時20分でぇ、港まで2時間はかかるだろうから・・・・起きてパッキングしよっと。

昨日、18時には閉店してしまったお店・・・土産物さえ見る時間なかったなー。ステッカー探したかったのに。
と、ふらっと歩いていると、明るい店舗を発見。え〜〜〜〜っ!この時間に空いてるのぉ〜?(@@;

びっくりしつつ、中をのぞくと、下着姿のおじさんが。笑
無事、大間のステッカーをゲットしました!

  実はこのステッカー、荷物のコンテナボックスに貼っていたら、家に到着する前になくなってしまいました。
絶対に自然に剥がれるとは思えない状況で・・・。怒

しかぁし!荷物整理していたら・・・・そうだった!すっかり忘れてた!
このステッカー超リーズナブル♪120円なのに2枚セットだったんだ!
貼る時は2枚もいらないと思ったけど・・・・
2枚あってよかったよぉ〜。(ノ_<。)
大事な最後の一枚です。

荷物をパッキングして出発。ちょっと5時半を過ぎてしまった〜。汗
駐車場を振り返って、落し物がないことを確認

 願掛け岩には南京錠を投げるコーナーが?

路面は雨上がりのスリッピーな状態で、なおかつタイトなコーナーの続く国道338号線。
仏が浦も霧でなにも見えないし、ただひたすら南下するのみ。急げぇ〜っ!

走っても走っても進まない山道をなんとか抜けて脇野沢のフェリー乗り場に到着!7時25分・・・もう駄目だな。
って、え?乗船券発売所、開いてないし!?

フェリーが出港した形跡もないし!?

え?え??え??? どうして????

といっても開いていないものは仕方ない。2キロほど戻って道の駅でトイレを借りて、また脇野沢に戻ります。
けど、もちろん道の駅はまだ開いてない。コンビニもない。開いてる商店もない。非常食もない。


腹ヘッタ・・・・・・。(i∀i*)


再びフェリー乗り場に戻ると、発券所が開いてました。あれ?
受付のおっちゃんに「今日から増便になってるんじゃ???」と尋ねると、「ああ、それは蟹田(対岸)から。(青森弁でなまってる)」。
しかも7時50分発だそう。

あれ?(^^;



なんだ、そうだったのか。じゃーあんなに急ぐ必要なかったんじゃん。失敗した・・・・orz
折角の早起きも骨折り損のくたびれ儲け。

フェリーが来るまでにはまだまだ時間があります。堤防の先まで歩いてみよ。
なんか、岩の塊が見える・・・・ツーマプで確認すると、「鯛島」だって。
わはは・・・・確かに。灯台のせいで潮を吹いてるクジラにも見えるけど。

歩いたらもっとおなか減った・・・・あまりの空腹に耐えられず、天ぷらせんべいを購入。
南部せんべいが揚げてあります。・・・・・う〜ん、個人的にはわざわざ揚げなくてもいいかなっ!?笑



やっとフェリーが到着。これが朝7時台に向こうを出港してきた船ね。
1時間の船旅でちょっと居眠りしときます。

対岸の蟹田から、竜飛(たっぴ)岬に向かう途中、青函トンネルに列車が突入していく場所が見えるところがあると聞いていたので、寄ってみようと思ったのですが、まったくわかりませんでした。笑
海岸線よりちょっと高台を行く「あじさいロード」を通ります。背丈よりも高く、頭よりもおおきな真っ青なアジサイがこんもりと連なっています。
10キロくらいは続いていたと思いますよ。たま〜〜〜〜〜に、赤いのがありますけど、ほとんどが青か紫。ちょっとブキミでもありました。




そして竜飛岬に到着!観光バスが来る前に、急いで撮影っ!
どう見ても、ロールケーキに見えるんですけど・・・・・笑
ロールケーキにのっかってるイチゴをたたくと、津軽海峡冬景色の2番が流れます。
観光客がひっきりなしに押すもんだから、延々と2番だけが繰り返されます。笑



ここは全国で唯一の階段国道。かなりの段数がありますので、やめておきます。笑
で、龍飛岬に。こちらも霧につつまれ、何も見えず。北海道が見えるはずなのにぃ。
風が強いことで有名な龍飛岬。駐車場はものすごい風でしたが、岬自体は無風でした。
襟裳の時もそうだったけど・・・・なぜ私が行くと無風???



青函トンネル記念館にやってきました。
実際のトンネルじゃなく、疑似体験できるトンネルをトロッコで見学できるようになってます。
トロッコ10分+徒歩見学20分+トロッコ10分=40分。

今12時前。次の便は12:18発。戻って来れるのは13時過ぎ。
う〜ん、ムリっ!あきらめてステッカーだけ買ってそそくさと施設を出ます。

 山の斜面にあじさいで「龍飛」って。

 ニホンザルの北限地はこのあたりまで。そういや、北海道にはいないのね。

日本海側を南下して、眺瞰台展望台へ。うぉ〜っ、眺めがいい〜♪
龍飛岬越しに北海道が見えます。(画像中央。丁度雲がかかってるのが龍飛岬。なぜそこだけ?)



さらにひたすら南下して、十三湖へ。しじみの産地らしく、「しじみラーメン」の看板が。
さっきの龍飛にいたバイクがラーメン屋さんに止まってる〜。魅かれましたが、先を急ぎますので我慢します。
今日は田舎館の田んぼアートを見に行かなきゃ!土曜日だからやってるかどうかわかんないけど、やってたとしても17時まででしょ。急がないと!
このあたりもひたすら真っすぐな道が多く存在します。



ん?

そういや、フラッグどうしたっけ?

昨日コンテナ外して、シートの上に置いたよね?朝出る時、落し物なかったよね?
コンテナでつぶした???でも置いてあれば気づくはず・・・・?

鰺ヶ沢に到着。ツーマプには、「焼きイカ通り」のイカはウマい!とコメントが書いてあるけど、行きたい方向からちょっと外れちゃう・・・・。
と、信号待ちをした真横に突然イカ屋さんが。あまりに腹減りーの、匂いがおいしそーなの。
もー、辛抱できずに飛び込みました。w



一夜干しのイカを網の上で焼いてくれます。火が通るとともにくるくるっと巻いてしまうイカをささっと細切りに。
いい感じの塩加減で、とってもおいしかった〜♪

TVで有名になったブサカワ犬の「わさお」君が、隣の店にいるということで、見学に。笑
う〜ん、ブサい。w



急ぐ旅ですが、ここだけは寄り道を。
本当は白神山地に行きたかったんですが、かなりの遠回り。道はダート。ムリです。
なので、ほぼ生態系が一緒というミニ白神へ行きました。

くろもり館で入山受付。料金を支払い、入山証を貰います。
虫よけにうちわを持って行ってくださいと、てんこ盛りのうちわが用意されていたので、1本いただいて、持参した虫よけスプレーを塗りまくり。
山に入ったとたん・・・・ブンブン、ぶんぶん、ブンブン、ぶんぶん。ず〜〜〜っとついてきます。汗



ブナの木が生い茂り、日に照らされた葉っぱが透けて、とてもきれいな緑色にキラキラ輝いてます。



遊歩道の途中に、聴診器が置いてあります。ブナの木が水を吸い上げる音が聞こえるかも、ということでチャレンジしてみましたが、
蚊とブヨが容赦なく襲ってきますので、聞こえてくるのはウチワでバタバタやる音と自分の心臓の音・・・。orz



じーっとしてると虫が寄ってくるので、うちわを止める暇がないっ。

ここは水源地。綺麗な水がここから湧いてます。

ピントをあわせている間に、ブヨが刺してきます。痛い、イタイ、いたいっ!(T-T
持ってきた虫よけは蚊には効果ありで、ブヨには効かないのか、でも塗り忘れてそうな二の腕の裏とか、服の上からとかを狙っているのか、もう容赦ナシ。
ぎゃ〜〜〜〜〜っ!ピントあわせられんっ。

 なんて毒々しい・・・。

せっかく入山したのに20分ほどで、逃げるように脱出しました。。。。。。

 岩木山のスカイラインも上りたかったな。

少々込み合う弘前市内を駆け抜けて、田舎館(いなかだて)の民俗資料館をさがします。
お城みたいのが見えてきた。あれかな?

 ビンゴでした!

この上に登って、上から見るのですが、入館は16時半まで。今16時15分。ヤバイ!急げっ!
なんとかギリギリ間に合ってよかった〜。
ほぼ最終グループとして3Fまでエレベーター、あとは6階まで階段を上ります。が、エレベーター出た途端行列が。
しばらく並んでようやく見えました!



いや〜、凄い、凄い!キレ〜イ♪細かいデザインまでよくできてる〜♪



せっかくたどり着いたのに、「写真撮ったら進んでくださ〜い、止まらないでくださ〜い」と、まるで回転寿司のように流されてしまいます。
肉眼で見る時間ほとんどなかったぞ。汗



地上に降りて、あらためて近づいてみます。去年初めて使われたという白い稲。間近で見ると薄いグリーンだけど、白いわ。
稲の種類によって成育状況も違うので、近くで見ると色ごとに凸凹してます。
この視点からだと何の絵だか、まったくわかりません。

さあ、八甲田に向かわなきゃ!道中のスーパーで今晩のご飯を仕入れて、酸ケ湯(すかゆ)のキャンプ場へ。
到着したのがすでに18時。とっくに酸ケ湯の日帰り入浴は終わってるのよね・・・とがっかりしていたら、キャンプ場宿泊者は21時まで入れると聞き、入湯券を購入。
ただし20時〜21時は女性専用時間なので、男性は20時までとなります。



テントを張って、コンテナ下ろして・・・フラッグ、ない。
コンテナ開けて、荷物ひっくり返しても・・・ない。

ない〜〜〜〜〜〜っ!(T▽T

どうして?なんで?やっぱり落した?でもどこで???
シートの上に置いてたはず・・・・コンテナ置くときにはなかったぞ?でもカバー掛けてたのに???

ショックぅ・・・・・・。
横着していただいたものだったから、そういう運命だったのかな?泣


サラダうどんを食べて、一息ついたら、徒歩で酸ケ湯に向かいます。
500mくらいですが、すっかり真っ暗になっちゃったので、ヘッドランプは必需品。
酸ケ湯の土産物屋さんで、八甲田山のステッカーを発見。
1枚だけでいいのに、セットで1000円は高いわぁ・・・・。どうしようかなぁ・・・・・。ま、とりあえず風呂入って考えるか。

酸ケ湯には、内湯と、混浴の160畳もあるというヒバ千人風呂と2つあるけど、どちらか一方しか入れないとのこと。
ちなみに酸ケ湯は「混浴という文化」を大切にしている温泉です。
ここまで来たんだもん。千人風呂に入らなきゃ。
でも、今日も髪洗えないな〜。(T-T

時間はまだ19:45。
千人風呂の受付のおっちゃんに入湯券を渡すと、怪訝そうな顔をして、「20時から女性専用だけど、いいの?」って。
全開放なワケじゃなさそうだし、別にかまいませんよーだ。

脱衣場に入ると・・・さすがに誰もいないですね。w

ささっと脱いで、浴室に。
男性用と女性用の入り口の間には壁があって、コの字型の空間になってます。昔はこの壁もなかったそうですが、マナーの悪い客が増えて増設されたとか。
その奥に一番大きい浴槽があるんだけど・・・・外人さんが一人、ばしゃばしゃと一生懸命泳いでる。笑
男性はその外人さんと、奥のほうにもう一人、と二人だけでした。

かけ湯をしてささっと湯船にもぐりこみます。白濁したお湯し広〜いお風呂だから、よっぽど近づかないかぎり、見えないもんね。
ああ、気持ちいい〜。極楽〜♪

酸ケ湯はその名の通り、酸性度がものすごく強いお湯です。目に入ったら染みます。アトピーのひっかき傷には容赦なく染みます。
けれど、お肌がつるつる、すべすべ、しっとりする、ものすごいお湯でした。ちょっと痛いけど、とにかく広くて気持ちいい〜♪

20時少し前に、受付係りのおっちゃんが片付けにきて、浴室内の男性を追い出します。
で、20時になったとたん、わらわら、わらわらと、宿泊客の女性がわんさか入ってきて、あっというまに女性で埋め尽くされてしまいました。

ああ・・さっきまでの快適な空間はどこへ・・・・・・。

私はしっかり堪能しましたし、何より痛いので、お先に失礼します。脱衣場も大変な状態になってました。
身動きが取れん・・・・・。

風呂上がりに土産物屋へ行くと、、、なんと閉店直後でした。20時17分までって、なんて中途半端な営業時間・・・。
ステッカー買えんかった〜。泣

ま、明日は八甲田を一回りするから、どこかで売ってるでしょ。



12日目 8/9(日) 走行距離:約200キロ

う〜ん、気持ちい朝。ちょっとかすんでるけど。
 近くの池の湖面から湯気が。そこここから温泉が湧いてるようですね。

まずは「まんじゅうふかし」に向かいます。服を着たままで温泉気分が味わえる施設って、どんなんだ???



なるほど。
ベンチの下を温泉の蒸気が通ってて、ほんわかあったか。温泉の出口はそのまま川に流れていて、自然の足湯にできそうだったけど、、、、あっちっち!
うかつに触るとヤケドします。確実に。
誰もいないのでごろんと寝転がって背中を暖めます。気持ちいい〜♪



あまりの気持ちよさにウトウトしてしまいそうでした。いかんいかん、出発しないと。
ここから時計まわりに八甲田山をぐるっとまわって十和田湖方面に向かうことにします。

あ、ロープウェー乗り場がある〜。土産物屋さんあるかな?
まだ8時前につき、開いてませんでした。Uターンして、元の道に戻ります。
下の画像右から下りてきて・・・画像奥に、鋭角に右折しようと一時停止・・・・・・!!!!



だぁ〜〜〜っ!やっちゃった!立ちゴケした〜〜〜〜っ!
自分のほうに向けてバイクが倒れてきて、坂道の傾斜でさらに自分側に傾いてるもんだから、バイクと路面に挟まった左足が抜けない〜〜〜っ!
ブーツのファスナーも外れない〜〜〜っ!荷物外さなきゃムリか〜〜〜〜っ!

左足が挟まったままジタバタしていたら、たまたま通りかかった岡山からの男性2人組が助けに来てくれました。
大丈夫か?怪我はないか?しばらく休んで気分を落ちつけてから出なさいよ〜と、ボルティのエンジンがかかることを確認して、去って行かれました。
お二方、どうもありがとうございました〜。<(_ _)>
さすがは鉄板入りのライダースブーツ。足はびくともしませんでした。

ただ、、、ボルティのセルスイッチのボタンが取れてしまった!うわっ!
かなり焦りましたが、スイッチカバーが取れただけで、スイッチの本体は生きているので、なんとか大丈夫でした。
どうやって取れたの?これ?爪が折れてるわけじゃなさそうだけど。

しかもガソリンいっぱいだったから、タンクキャップからとキャブからちょっと漏れちゃった・・・。

タンクに染みが・・・。あーあー。


気を取り直して出発。

 八甲田山が綺麗に見えます。が、なんだか遠くになったような気も・・・・???

 かやの三杯茶。

一杯飲むと三年長生き、二杯飲むと六年長生き、三杯飲むとなんと死ぬまで長生き。
って、死ぬまでっていったら、結局死んでるじゃん。( ̄▽ ̄;

 山のこちら側は雲の中。何も見えません。

山を下って、、、ハテ?見てはいけないものを見てしまったような・・・・。

あわてて地図を確認すると、予定のルートをはずれ、青森方面に向かってました。
そうだ!これは本来青森に向かう時用に検討してたルートだ!
さっき、八甲田が遠く見えたのは気のせいじゃなかったらしい。
きゃぁ〜、なんで???

1本怪しげな道はあったけど、温泉の案内看板があったから、てっきり温泉の入り口だと思ったんだけど・・・。
そこまで戻ってみると、道路の看板が、伸びた木の枝で完全に隠れてしまっていたのでした。
あーあー。今日は厄日なんだわ。ぷんぷん。

結局、どこのお店にもステッカーはなく。
くやしいので結局八甲田をまるまる一周して、酸ケ湯の土産物屋さんで買っちゃいました。笑

 白い粉のステッカー、北海道で付けてる人を見て、なんだろうと思ってたのよね。雪のことだったのか。

かなり時間をロスしましたが、十和田湖方面に向かい、奥入瀬(おいらせ)渓谷へ立ち寄ります。
駐車場が極端に少ない観光地・・・しかも狭い道に路上駐車の嵐。
全長14キロフルウォーキングだと5時間はかかるそう。

↓ここは駐車場です。一番端っこを陣取りっ。道路を走っているだけでは、川のせせらぎは見えません。わき見注意!


駐車場にバイクを置いて、川の流れに逆らって徒歩で登っていきます。かすかに差してくる日の光に照らされて、なかなかにいい眺めです。
ミニ白神みたいに、虫も襲ってこないし。笑





途中の倒木も、そのままにされてましたが、ここのは遊歩道にひっかかる部分が切り取られて、、、なんか生き物みたいなオブジェに。w



 駐車場から2.7キロ。40分ほど歩いて、雲井の滝に到着。

本数は少ないけど、路線バスも走ってますので、これを使ってそろそろバイクに戻りたい。バスの時間はどうかしら?
今は11:00。バスの時間は・・・10:56。次の便は12:30頃!?・・・・Σ( ̄□ ̄;;;
次の上のバス停まで歩くとしても、バスで4分ってことは結構あるぞ〜。う〜ん、どうしよう・・・・。

仕方ない・・・・・。また2.7キロ歩くのか〜。orz
下りだから、まだちょっとはマシかなぁ、と山を下り始めて、何気なくふと後ろを振り返るとバス停にはバスが!!!

待って!乗るっ!待ってちょうだいっ!乗らせてぇ〜〜〜〜っ!ε=ヾ(;゚д ゚)ノ"

日曜日だったのでいっぱいいっぱいでしたが、滑り込みセーフ!
バスに乗ると、見どころスポットではでアナウンステープが放送され、ちょっぴりゆっくり走ってくれます。
バスだとあっという間に駐車場に到着。
歩くのがイヤって方は、これを利用するのも一つの手です。

あとは、支障のないところで停止して。奥入瀬渓谷イチの銚子大滝。



 十和田湖が見えてきました。ちょっと雲も増えてきた・・・。



 十和田湖といえば、高村光太郎作の乙女の像ですね。



 きりたんぽと青リンゴ。見たことないリンゴですねー。ちょっと酸っぱ〜い。

十和田湖を出た途端、もの凄い土砂降りに!きゃ〜〜〜〜〜っ!木陰に避難してカッパを着こみます。
が、十和田湖を展望できる発荷(はっか)峠の展望台まで移動したら、あら?降ってないし。カッパを脱ぎます。



けれど、そのまま進んでいたら、、、、ゴロゴロ・ピカピカと雷が。う〜ん。雲行きがどんどん怪しくなる。。。。
ガソリン給油して出発したとたん、またもや土砂降り。
さっきの非じゃない、まるでゲリラ豪雨・・・・。きゃ〜〜〜っ!カッパ、カッパ!

ものすごい大粒の雨に打たれ、カッパ越しでも雨粒が痛い〜っ!
鹿角の道の駅に到着。しばらく雨宿りしましたけど、雨が止む気配もなく。
あまりの雨脚の強さに、他のライダーもチャリダーさんも皆足止めされてました。

 おやつに大直利。くるみ入りのやわらか〜〜〜い醤油餅。

 ちょっと早いけど夕食代わり。稲庭うどん〜。

どうしようかなー、今日の宿。
八幡平(はちまんたい)のキャンプ場のつもりだったけど、これは無理っぽい。
八幡平のユースは満室。安比(あっぴ)高原の素泊まり温泉も、1人は不可。
安比のユースホステルでやっとOKが出ましたのでそちらに向かうことに。

あーあ、あの雲の中に向かうのか・・・。
眠いし、寒いし、雨が痛いし、もうツライ〜!(>_<。

少々迷子になりつつ安比高原カムイの森ユースホステルに到着。静岡からお揃いのW650で帰省中のご夫婦も宿泊されてました。
年式もカラーもまったく一緒のW650。ご夫婦でツーリングっていいですね〜♪



 うわぁ〜い、一人部屋だぁ〜♪フカフカベッドだ〜♪テレビもある〜、コンセントもある〜♪

とりあえず、コインランドリーでお洗濯♪
毎週土・日は安比高原で花火の打ち上げがあるそう。
この日も雨に負けず打ち上げがあるということで、ペアレントさんが連れてってくださいましたが、ここはあいにくの雲の中。
音で花火が上がっているのはわかるんだけど、花火の色しかわからない。(^^;
ある意味、貴重な花火大会でした。笑

 注、イメージです。こんな花火でした。見たことあります?笑

津軽三味線奏者の「まつだ たかひこ」さんとの演奏と打ち上げのコラボでした。

 雲の水蒸気でピントが合わない。。。。


その後、安比温泉の温泉施設に連れて行っていただき、W650の奥さまとお話しながら楽しく入浴。
ああ、3日ぶりに頭洗えてさっぱりしたー。笑



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